ミノルタ minolta High Speed AF APO TELE 600mm F4 G


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ミノルタ High Speed AF APO TELE 600mm F4 G


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ミノルタ High Speed AF APO TELE 600mm F4 G

想定される用途は非常に遠距離から撮影する必要のある屋外のスポーツ撮影、または遠距離にある被写体を大きく写す場合に使用します。

ミノルタ MINOLTA High Speed AF APO TELE 600mm F4 G

ミノルタ High Speed AF APO TELE 600mm F4 Gについて

MINOLTA High Speed AF APO TELE 600mm F4 Gはミノルタの高性能クラスの光学系を誇る「ミノルタGシリーズ」です。

当時のミノルタGレンズの定義は「最高の仕様、機能を誇り特別な品質規格を持ち、ミノルタのレンズにおける最高の光学性能を誇り、Gレンズは最も要求の厳しいプロフェッショナルの期待に応えるために設計され、画像品質は業界で最高級」といわれているレンズ群の事です。

600/4 は多くのスポーツや野生動物の写真家の間で人気です。
対角画角4.13度である600mmの望遠レンズは、超望遠撮影に可能性を開きます。

ミノルタ High Speed AF APO TELE 600mm F4 Gは3つのバージョンが存在

High Speed AF APO TELE 600mm F4 Gは3バージョンがあります。

初期型は、1986 年に無印型がリリースされ、中期型で一部変更がなされ、1988 年に後期型のGレンズ型が発売。

初・中期型と後期型は光学的に同一ですが、後期型のGレンズはAFギヤ比を改善しAF合焦が高速化。さらに 当時のミノルタカメラ「i、xi、si」シリーズで高速合焦に対応できるIC-ROMを搭載。

外部の変更には、2 つの AF ロックボタンの追加、レンズフードに「HIGH SPEED AF Apo 600 mm」デカールが貼付。

フォーカスホールドボタンを除いて G バージョンと同じであるが、ミノルタはまだこれを行う場合、アップグレード古いバージョンを持っている可能性があった。 600 mm/4.0 の 3 つの可能なバージョンは、下記の通りです。

  1. 初期型Apoバージョン: 標準オート フォーカス、AFロックボタン無。
  2. 中期型Apoバージョン: 高速オート フォーカス、AFロックボタン無。
  3. 後期型Gレンズ: 高速オート フォーカス、AFロックボタンと「HIGH SPEED AF Apo 600 mm」デカール。

APOバージョンとGレンズの違い

Gレンズから新型 IC-ROMとギア比変更で33%のAF高速化。鏡胴の2つのフォーカスホールドボタンもあります。(モデルチェンジの間にもフォーカスロック以外の物理的小変更があったようです)

なお光学系は同じなのに"Gレンズ"への名称変更はマーケティング上の理由からとの事。当時はGレンズが1988年に登場以降APOバージョンからGレンズへ有償修理にてアップグレードすることが可能でした 。

アップグレードのための価格は約300ドル(当時のレート換算で約¥40,000)です。但し内容は新型IC-ROMとAFギヤのみでフォーカス ホールド ボタンは含まれないものでした。

*現在引き継いだコニカミノルタでは、当然ながら部品がありませんので行っておりません。

ミノルタ High Speed AF APO TELE 600mm F4 G|レンズデーター

  • 焦点距離: 600 mm
  • フィルター径: 42 mm ドロップイン フィルター
  • フード マウント: 引き込み式スライド式フード
  • 寸法: 169 mm × 449 mm (直径 × 長さ)
  • 重量: 5500 g
  • 絞り値:◦最大: f/4.0 ◦最小: f/32 ◦絞り羽根: 9 円形絞り
  • 焦点。◦方法: 内部フォーカス◦最小距離: 6.0 m ◦最大撮影倍率: 0.11 倍 ◦焦点レンジリミッターと 2 つのフォーカスホールドボタン
  • 光学系:◦構成: 10枚(2枚ADガラス) 9群◦対角画角4.13度
  • 最短撮影距離は 6.0 m

外観・使用感

1988年当時の無骨なデザイン、9群10枚で構成され高価なADガラスによって色収差除去、フリンジを除去。
レンズの前面にフィルター径169mmの巨大な保護フィルターとレンズを収納するハード ケースが付属しています。クリアフィルターはレンズの前面のレンズを保護し、他のフィルターは、差し込み式フィルターホルダーに42mm径のフィルターを使用。5 つの色フィルター (1b、ND4X、Y52、O56、R60) のセットは、レンズに同梱されてます。

専用偏光フィルター、A12 B12 フィルターは別売。

Gレンズ共通のデザインである金輪は、フードに施される。このフード内面は反射防止素材ベルベットで覆われは取り外しは出来ないが本体へスライドして収納可能です。前面端保護にゴム製プロテクターを装備。

距離指標窓付近に2つのAFロックボタンの横に配置されます。レンズ鏡筒に施された白色塗装の質感はいいが剥げやすく取り扱いには注意が必要。

レンズ持ち手部分は窪みがあり簡易的な被写体補足の照準となります。頑丈な三脚台座も持ち手同様に取り外しは出来ない作りです。

AF周り

フォーカス リングにはカバーがあり、AFで使用の場合は動くAF環をすっぽりとカバーで覆うのでしっかりとホールドできる。
MFの場合はカバーをスライドさせるとMFリングが現れる仕組み。フォーカス リング幅は少し薄いが、個人的にはあまり気にならない。

機械式焦点レンジリミッター機構があり、ノブを緩めて左または右にフォーカスリミッターをセットでき、「無限遠~任意の合焦範囲」、「最短撮影距離~任意の合焦範囲」、「無限遠~最短撮影距離(焦点レンジリミッターOFF)」の三種を設定可能。 ピントの合う範囲を狭くすることによってAFレンズ群の無駄な移動の必要がなくなり結果的に高速AFが実現する。また機械式であるため電気不要で故障がこない利点も無視できない。

AFF APO TELE 600mm F4 Gは、ボディに内臓されたモーター駆動がマウント部のカプラーへ回転運動が伝達してAFレンズ群を移動することによって合焦します。

今となっては30年前の時代遅れの方式と思われがちですが、このような高額なレンズ内部に消耗品であるAFモーターを入れずにライフサイクルの短いカメラのモデルに依存させることで、その時代最新の高速DCモーターで駆動させることができるし、モーターの修理もできる利点があります。

その時代の設計に於いてそこまで考えていたかどうかは定かではないが、30年以上経った現在でもこのレンズが現役で使用できることは時が証明していると言えるのではないだろうか。

もしこれが現在のようにレンズ内にモーターが内臓されていたら純な光学製品ではなく、精密機械電子製品です。これから30年後もし故障したら今使っているモーター内臓のレンズはおそらく使えなくなるかもしれません。なぜなら故障したときに部品は無く修理不能でAFは出来なくなるのです。

テレコンバーターとの相性

レンズはミノルタのテレコンバーターとミノルタα:Aマウントのすべてのサードパーティのコンバーターと互換性があります。
AF速度はAFカプラー伝達ロスと光損失の減少のため少し遅くなりますが、レンズはミノルタ AF 1.4 x teleconverter II ApoでAFフォーカス可能。 Apo テレコンバーター × 2.0 af オート フォーカス光損失のためAF不可。

画質

通常光がレンズから出る際には異なる波長は分散してしまいます。波長の短い紫は屈折しやすく波長の長い赤は屈折しにくい性質があります。この色のずれは「色収差」といわれ、焦点の周りに「ハロ」と呼ばれ虹のように色が分散するのが特徴です。


この色収差を補正するために、「アポクロマート」と呼ばれる異常分散 (AD) ガラスを使用し、2つのレンズ前群で使用されコントラストと正確な色の演出を提供する横と縦色収差の影響を除去します。
*画像参照 グレー部分がADガラス

ミノルタ High Speed AF APO TELE 600mm F4 G|画質評価

*非常に悪い
**悪い
***普通
****良い
*****非常に良い

絞り値

シャープネス
中央部

シャープネス
中心~コーナーの中間部

シャープネス
コーナー部

コントラスト

ケラレ

4

*****

*****

****

****

neutral

5.6

*****

*****

****

*****

neutral

8

*****

*****

*****

*****

neutral

16

*****

*****

*****

*****

neutral

ミノルタ MINOLTA High Speed AF APO TELE 600mm F4 Gの作例

MINOLTA High Speed AF APO TELE 600mm F4 Gは全体的に優れた画質評価です。
操縦席部分を拡大すると何と窓枠のリベットやパイロットのサングラスのフレームまで描写しておりました。

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SONY ILCA-99M2+600mm F4 1-1600 秒 (f - 4.0)ISO 100
ミノルタ minolta High Speed AF APO TELE 600mm F4 G作例
ミノルタ minolta High Speed AF APO TELE 600mm F4 G作例
拡大してみると輝度差がある部分は色収差(パープルフリンジ)が目立つ。さりとて30年前の設計のレンズ設計でここまで抑えていると考えれば大変優秀と言える。これは現代の画像補正にて簡単に除去できるので問題にはならない。

MTF評価

MTFとはモジュレーション・トランスファー・ファンクションと呼ばれ一言でいうとレンズの性能を現したグラフです。ミノルタが公開したMINOLTA High Speed AF APO TELE 600mm F4 GのMTF曲線は下記の通りです。

MTFの図の見方ですが、左側がレンズ中心部の画質、右側に行くほどコーナーの画質を現しています。このグラフが上にあればあるほど細かく繊細に写るし、下へ行くほどぼんやり写るレンズということになります。
ミノルタMINOLTA High Speed AF APO TELE 600mm F4 G|MTF曲線ミノルタMINOLTA High Speed AF APO TELE 600mm F4 G|MTF曲線凡例
10lp/mm ,30lp/mmとは、2つのライン周波数10本/mm と 30本/mmの線をどれだけ描写できるか現した図となり、画像の中心からのに対してパーセントで MTF を示します。

太字曲線は、サジタルMTF(車輪のスポークのような放射状方向の解像度:本数/mm) を表します。
細字曲線は、メリジオナルMTF (サジタル線に直角に、ホイールのリムのような同心円状:本数/mm) を表します。

35mmフルサイズセンサーの対角線の長さは43MMですので中央を”0”と数えた場合、コーナー付近の画質は21MM付近のグラフをみればわかります。 また、それぞれF4、F8の性能曲線が記されております。

ボケ描写

人は写真に写されるとき無意識に背景の綺麗な場所へ移動しようとします。これは無意識に背景が綺麗であれば被写体も引き立つことが分かっているからです。
一眼カメラは三次元から二次元へ変換する過程で奥行きをボケで表現します。そのボケが背景になることで被写体を浮き上がらせ、背景の美しさがさらに被写体を引き立たせる元となります。

元々「ボケ」はフォーカスに対してアウトフォーカスと言われるように「ピントが合っていないことへの結果」と認識されていました。口語では「ピンぼけ」などど言うように連体詞としての使い方がみられます。

しかし、ボケ味の大切さが認識されて来ると「綺麗にボケる」(~る)と動詞的に使われ始め、いつしかボケを積極的生かして作品作りをする考えとして「Bokeh(ボケ)」と世界で呼ばれるほどになった。
そしてSTFレンズに代表されるように積極的にボケ描写の優れたレンズが登場して広く認知されるようになりました。

ボケ描写に影響する絞り形状は初期は多角形であったものが、徐々に円形絞りに。ボケの質もザワザワボケの原因となる二線ボケを排除する光学設計が採用されてきたが、このMINOLTA High Speed AF APO TELE 600mm F4 Gもその一つである。

このレンズはアウトフォーカスのぼけ描写を見るとハイライトと暗い部分の間の滲むようなボケ描写は被写体を引き立たせるのに理想的なぼけ描写となっています。

フレア・ゴースト

原因はフレア ガラス表面に反射する光がガラス要素の数の増加により鏡筒内で光が何往復も乱反射する現象です。同時にコントラストの極端な低下がみられますが、これらは逆光でよく発生します。MINOLTA High Speed AF APO TELE 600mm F4 Gではフレアやゴーストの発生が非常に良く抑えられております。

まとめと結論

この高品質のレンズは光学的に優れており、最新ボディと組み合わせることにより高速なオートフォーカス性能を誇ります。

レンズ鏡筒にフォーカス ストップ ボタンは、非常に便利です。ミノルタ Apo テレコンバーターとの組み合わせで撮影領域が広がり、野生動物やスポーツに最適なレンズです。

長所

  • 専用コンバーターがあっても、優秀な光学性能
  • 非常に良いボケ味
  • ボディ駆動AFとしては実用上問題ない高速オートフォーカス

短所

  • オート フォーカスは少し騒々しい
  • 大変重い

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